【ミシュラン三つ星】京都の老舗料亭『菊乃井』のランチ 前編
こんにちは。
私たちは、京都・東山の円山公園から徒歩5分ほどの老舗料亭『菊乃井』の本店に行って来ました!
このブログ記事が、京都の高級料亭に行こうと考えてるあなたの参考になれば、嬉しいです♪
菊乃井に行く事になった経緯
それは、英人さんの誕生日が近いのと、いつも色々な所に連れていってくれる事に感謝を込めて、サプライズで有名な老舗料亭のランチに招待します。
うん。ありがとう。
驚きました!
良かった!
それで、菊乃井の料理は、全てに創意工夫に溢れてて感動の連続でした。
洗練された料理なので、ミシュラン星3つを獲れるのが分かります!
うん。そう。
というのも、ミシュラン3つ星の定義は『そのために旅行する価値のある卓越した料理』に値するそうです。
それも納得!
それに、招待した私もとても楽しんだの!
それは、良かった!
なので、この料理を食べるために京都旅行の計画を立てても、あなたには良い経験になると思います。
英人さんに内緒のお誘い
5月の中旬くらいに、予定を空けておくように頼みました。
6月XX日は1日空けておいてくれる?
ちょっと私の企画イベントがあるの。。
うん。なんやろ?
野球でも観に行くの?
ううん。
内緒!
ハハハ。。
そうなんや。
というわけで、6月にお誘いを実行しました。。
京阪・特急 プレミアムカー
今回のメインは京都の老舗料亭・菊乃井さんでの昼食会ですが、それだけではつまらないので、その他にもイベントを用意します。
まず、朝の散歩として、下鴨神社に行きます。
この時は、私は行き先なんか、まだ何も知りませんでした
京阪・淀屋橋駅から特急で一気に北上し、出町柳駅で下車しました。
大阪から京都の下鴨神社への移動は、京阪電車が便利です。
それで、京阪電車の特急を利用する場合、1人400円前後の追加料金を払うとプレミアムカーで座席指定することができます。
プラットフォームでも並ばなくても、座席指定なので大阪から京都までゆったりと移動できます。
その席には小さいテーブルやコンセントもあって、携帯とか充電できるんですよ!
うん。
新幹線みたいなんだ。。
プレミアムカーの座席は足元も広々として、とてもリラックスできます。
それで、京都に行くの?
うん。そう。
もう気分は京都への小旅行です!
下鴨神社へ
出町柳駅で下車して、5分ほど歩きます。
この日も暑かったのですが、糺(ただす)の森にはいつも凛とした空気が漂っています。
下鴨神社については、またブログで詳しくレポートしますね。
下鴨神社の糺の森や広い境内をゆっくり散歩しながら、お参りをします。
それでも、30分くらいであっさりと散歩が終わってしまいます。
でも、下鴨神社を堪能したよ。
それなら、良かった!
なので、目的地の東山の方へ向かいます。。
東山へ
菊乃井の予約は12時からなのですが、東山に着いたのは10時過ぎでした。
二人とも大阪人ですが、京都も土地勘はありますよ。
それで、京都の有名な観光スポットは、何度も行ったことがあるので、あまり行こうとは思わないのですが。。。
そう、10年以上は来てないよ。。
久しぶりに、ベタベタな観光スポットの祇園小路から円山公園を散策し、2年坂・3年坂を散歩します。
案の定、外国人で溢れていました。
インバウンドが凄まじいです・・・
そうね。。
そうこうするうちに、11時半になったので、円山公園から菊乃井の本店へ足を運びます。
この日も暑かったのよ。
そうそう。暑かった。
円山公園という場所だけに、少しネタバレ気味でしたが。。。😅
どこに行くか、分かった?
あぁ・・
何となくだけど、分かったよ。。
2人ともワクワクして来ます。
あんなに外国人で溢れかえっていた道も、菊乃井の方へ行くにつれて誰もいなくなってしまいました。
あぁ、そう。。
ひっそりとして、素敵な雰囲気が漂ってきます。
菊乃井に着きました。
緑に囲まれた料亭です。
お店に入ります。
菊乃井の本店は、円山公園から歩いて5分ほどです。→菊乃井・本店のホームページ
敷地に入ると、京都の料亭らしく入り口に下足番がいて、予約の確認をしてくれます。
ここから、おもてなしが始まります。
名前を告げると、「お待ちしてました」と愛想よく、店内へ案内されます。
玄関に入ると、3人の仲居さんが、丁寧にご挨拶してくれました。
靴を脱いで上がります。
それで、脱いだ靴はサッと下足番が片付けてくれて、全てが自然で流れるような動きでした。
私の鞄も持ってくれたよ。
うん。
そうね。
これが三つ星のクオリティ!
でも、靴は『足元』を見られるので、良い靴を履いて行くのがオススメです。
そうね。
京都の料亭に行く時のアドバイスです♪
老舗の下足番は、帰る時も私たちの靴を間違える事はありませんでした。
個室に案内されます。
菊乃井は昔ながらの京都の建物らしくて、今に無い雰囲気を味わえます。
素敵なお部屋で気持ちが高揚します。
二人だけなのに、かなり広い個室に案内されました。
京都をとても感じます。
お部屋の窓からは外の景色が見え、緑が目にも鮮やかです。
うん。
素敵なお部屋でした。
真ん中に漆塗りの大きな机があります。
机の下が掘りゴタツのようになっていて、足を入れて座る形式でした。。
最近は和室でもそのようなスタイルが多いよね
正座が難しい外国人向けに考えられているのかもしれません。
あっ、外国人や高齢者のために、テーブルと机があるお部屋もあったよ。
そうなんや。。
やっぱりちゃんと配慮してるよね。
荷物を置いてホッとしている中、若い仲居さんが「暑いですねー」と、にこやかに来られました。
その仲居さんは若いながらもしっかりして、愛嬌もあり、さすがでした。
そうね。
食材がどこの産地からかの私の質問に、全部知ってて答えてくれたよ。
それで、仲居さんによると、12時ならないと板場が動かないという事でした。
でも、お部屋に入った時には、すでにエアコンでお部屋が涼しくされていました。
あっ、6月でも外が暑かったので、中に入って涼めるだけでも良かった!
そうそう!
12時まで、2人でお茶を飲んで談笑します。
誕生日のお祝い
菊乃井への予約時に『誕生日』と知らせたからか、祝酒とお赤飯を用意してくれました。
少し早いけど、今日はお誕生日のお祝いの会だったの。。
あっ、そうだったの?
気が付かなかった!
献立にはないものです。
吸い物も紅白でお祝いしてくれてました。
このおもてなしの心配りが好きです♪
うん。嬉しかった!
まず、お祝い用の飲み干すまでおけないお猪口で、梅酒を日本酒で割った祝酒を頂きます。
なお、料亭や良いお店には、生ビールは置いてる所は少なくて、瓶ビールになるのでお気をつけてください。
うん。
『とりあえず、生で』とか言わないでね。
そうね。
梅酒は板前さんが2年前に梅を漬けたものでした。
やはり、祝酒でも一つ工夫されていました。
コレ!
めちゃくちゃ美味しい。。
あぁ。。
美味しいから、もっと飲みたいよ。。
それから、赤飯を頂きます。
京都らしい上品で美味しい赤飯でした。
美味しく頂きました。
あぁ。。
もっと食べたかったよ。。
ハハハ。。
でも、他の料理が食べれなくなるよ。。
お店のおもてなしを感じました。
水無月の献立
お昼のコースがスタートします。
料理に使われている素材しか載っていない献立です。
先付
献立には、青梅煮 花穂紫蘇 とだけ書いてあります。
これは青梅を出汁で炊いて煮たものをジュレにして、上からかけています。
早速、頂きます。
あぁ、青梅がサッパリとして美味しい!
あぁ。。
でも、これは出汁のコクもあるよ。
花穂紫蘇の香りはこの2つの味を引き立たせてくれました。
あぁ、もっと酸っぱいって思ってた。
そう、出汁と梅の旨さが合ってたわ。
先入観を覆させられる料理でした。
八寸
もともと『八寸』とは約24cmの長さを表すものですが、懐石ではこの八寸四方の盆に盛り付ける料理を意味します。
蛍の虫籠に見立てた入れ物で供されました。
うわっ。。
凄い!
虫籠をどけると、色鮮やかな料理が現れて来ました。
八寸には下に記載のお料理がのってました。
- 白つぶ貝
- 万願寺唐辛子(まんがんじとうがらし)
- 枝豆
- 小茄子翡翠煮(こなすひすいに)
- 枇杷玉子(びわたまご)
- 鱧の子落雁(はものこらくがん)
- 海老共焼(えびともやき)
- 蛸の柔らか煮
- 新甘藷甘露煮(しんかんしょかんろに)
- 花付胡瓜(はなつききゅうり)
八寸の動画を見てね!
初夏を充分に味わえる八寸でした。
素敵な八寸やったね。
そう。
全部美味しかった。。
八寸を食べてると、ぴちぴちはねる小鮎を見せてもらいました!
鮎は後で焼かれ出てきます。
向付
屋形船に似せた器で向付が出て来ました。
凝ってるわね。。
そうね。
ワクワクしながら、屋根を取ります。
明石鯛、縞鯵とあしらい一式を頂きます。
鯛は弾力があって美味しい!
ほんと。。
次に縞鯵を頂きます。
この縞鯵は新鮮だから、甘くて美味しい!
うん。美味しい!
2つ目の向付は、鱧落としに花穂紫蘇がのってて可愛いです。
温かい鱧や。。
美味しい!
想像を超えたわ。。
温かい鱧を梅肉で頂きます!
梅肉に山葵も入ってました!
うん。これが合うのよ。
鱧が美味い!
うん。美味しい!
という事で、後編に続きます。
後編も読んでくださいね♪