ドイツでの大麻一部合法化について
こんにちは。涼子です。
私はドイツに住んでいますが、最近このニュースが気になったので取り上げます。
カナビスの栽培・使用が合法化に!
2年の時をかけて、2024年4月1日よりカナビス(大麻)所持、栽培、使用が合法になりました。
カナビスって何?
カナビス: 大麻の同義語(英: cannabis)。医療現場で広く使われる。
Wikiより引用
カナビスって、大麻の事なのね。
うん。そうなの。
大麻の使用はオランダでは合法のため、オランダのいわゆる「コーヒーショップ」で購入・喫煙が可能です。
今までは、それをドイツに持ち帰りこっそり使用していたのですが、少量で個人で使用する分に関しては黙認されていました。
そうなのね。
そして、警察の取り締まりに手が回らなくなってきてしまった、また一部合法化することでブラックマーケットの拡大を防ぐ目的として、州の反対はあったものの一部合法化に踏み切った、という背景があります。
カナダでは、『大麻の合法化は若者を守り、公共の安全を高める最善の方法であり、社会の安全にとってよりよい道であるとしている。』ってWikiに書いてあったよ。→Wikiを見る。
そういう考え方もあるよね。。
合法化されたこと
個人の場合、2024年4月1日から、自宅での所持は3株まで栽培が可能になり。。
18歳以上の成人は25gまで所持が可能、自宅に保管は50gまで可能になりました。
カナビス・クラブ(Cannabis Club e.V.)の場合、2024年7月から可能となります。
カナビス・クラブで500名までの会員だと、会員に1ヶ月につき50gまで分けることができて、18-21歳までだと30gまでです。
禁止事項は?
合法化されたのは、あくまで個人で使用する目的での所持のみです。
公共の場で使用は可能ですが、100m以内に以下の施設がある場合は禁止です。
学校、青少年が利用する施設、子供用の公園、一般の利用が認められているスポーツ場です。
この条件は実際はかなり厳しく、そう言った施設は広く点在しているので、そこから100m離れた場所というのはなかなか見つからないと思います。
更に。。。
未成年への譲渡もダメ!
そらそうやね。
販売も引き続き禁止!
売ったらダメなのね。。納得。
外国人旅行客も買えるの?
大麻の流通・販売は引き続き禁止されているので、合法的に外国人が買えることはありません。
なるほど。。
そう・・・
だけど、たとえば友達からこっそりもらってもわからないよね。
大麻が禁止されているフランスから、国境を超えてドイツに入ってきて、大麻を使用する可能性もあると言うことで、フランスとの国境沿いあるバーデン・ビュッテンブルグ州は警戒しているようです。
そうなんや。。
大麻入り製品も・・・
最近目につくのは、ドラッグストアーで売られているハンプ(大麻)製品です。
食品関係はこんな感じ。。。
こちらは体に使用する商品です。
効果として、緊張の緩和やリラックス効果などが期待できるようですね。
こういった商品は2年ほど前から売られるようになってきました。
私は買ったことがないけど・・・
そっか、一般的にも売ってるのね。。
国民の反応は?
ドイツ国内でアンケート調査の結果、この問題に対して意見がかなり分かれているようです。
最近実施された調査によると、合法化賛成は47%、反対が42%、11%が無回答だということでした。
えっ、賛成だよ。。
そもそも法律で禁止されたとしても、吸う人は吸ってたし・・
それに、ワインやウォッカだって、禁止されてないしね。
嗜好品の一つとして捉えているよ。
うーん。私は賛成できないかな。。
警察がコントロールできるのかわからないし。。
そういうのを使ってる人は、もっと覚醒剤とかに発展して行きそうだし。。。周辺国から大麻旅行なんかが引き起こされるって言われてるし。。やっぱりダメよね。。
今回の合法化は政府内でも意見が分かれていたため、賛成派・反対派の意見がぶつかっていくとは思いますが、今後の動向を見守りたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
こっちも読んでね→リンク