ドイチェ・バーンの電車運行が酷い件について
こんにちは!
私は仕事でドイツ国内の長距離を移動することが多いのですが、大抵ドイチェ・バーン(Deutsche Bahn)を利用します。
それで、『ドイチェ・バーン』って何?
ドイチェ・バーンはドイツ最大の鉄道会社なのよ。。
そう、ドイチェ・バーンはヨーロッパ最大の鉄道を運営してる会社なんですが、電車の運行状況が酷いんです!
出発前から『やらかす』
今回も私は出張があって、ドイチェ・バーンで予約したんです。
でも、毎回、電車の延滞や駅のホームの変更や座席がなかったり。。
時には、電車自体がなくなってしまう事もあるの。。
えっ、うそ!
今回は出発直前に、ドイチェ・バーンからメールが返ってきてて、既に何か『やらかしている状況』でした。
『あなたの席が無くなった』って連絡来た!
えっ、どういうこと?
それは、予約した電車が運行出来なくて、新しい電車に予約は振り替えられたという事でした。。
それで、今回はこれまでにない『どエラい目』にあったので、それをご紹介します。
うん。
ありがとう!
皆さんがドイツでドイチェバーンを利用する時に、こんな事もあるので、気を付けてもらえたら良いなと思います。
でも、出発は順調でした!
今回乗ったのは、ベルリン発デュッセルドルフ行きの電車でした。
大きな机があるのは良いよね。。
そう、仕事はしやすいわ。。
その電車は割と定刻通りに出発しました。
だから、雨が降るんじゃないか?と思った!
ハハハ。。
いつもは遅れるんやね。
この電車はICEでも結構古めです。
ICEはドイツの高速鉄道だね。。
私の周りはパソコンを広げて仕事をしている人もいて、車内は静かでした。。
それほど混んでおらず、私も電車の中でパソコンで仕事を始めます。。
途中で車内アナウンスが入る。。。
しばらくすると、田舎町の駅ホームで電車が進まなくなりました。
場所はハノーファーを超えたあたり。。
車掌さんのアナウンスによると、線路の先で他の車両が故障して、線路を塞いでいるとのこと。。
その車両が撤去されるまで進めないんだって。。
えっ、うそ!
でも、今回は目的地まで乗り換える必要もないし、いつもこんな事が多いので、私は少しくらい運行が遅れてもさほど支障はないように余裕を持ってたんです。
う〜ん。30分くらいは動かないわね。。
まぁ、いつもの事やね。。
そうなのね。。
でも、なんか嫌な予感がします。
車掌からのアナウンス
そうすると、車掌さんから次のアナウンスがあります。
えぇ。。あのぉ。。
このICEは初期に導入されたレトロなものでして、30年くらい経っていて。。。
と言い訳がましい文言から始まります。
えっ、何?
と思い、注意深く聞いていると・・・
えぇ。。あのぉ。。この電車では温かい食べ物は提供できません。
また、冷たいドリンクは室温のもの、暖かいドリンクはメニューの一部のみになります。。
と言うではないですか。。
食堂車のキッチンが壊れた。
まあまあ、私も食堂車で何か食べたいわけじゃないし、ちょっとぐらいはクッキーやジュースは持ってきてるから。。
と思ってあまり気にしていませんでした。
なんせ、とにかく目的地に着いてくれ〜
あちゃー
さらに、電車が動かないので、嫌な事が起こります。
車内で誰かタバコを吸う!
動かない車内で仕事をしながら過ごしていると、今度は車掌さんの怒りのアナウンスが。。
7号車で誰かがタバコを吸いました。こんなことは絶対あってはならない!
車内は全席禁煙です。
アラームが発動して電車が動かなくなります!私が帰れなくなります!
えぇ〜
車内は禁煙です。
絶対守ってください。。
と言うような内容でした。
ええ〜
そんなことある?
ちなみに私が座っていたのは6号車で隣の車両です。
6号車のお客さんは大人しい普通の人ばかりなので、そんなことをする人がいるなんて思いませんでした。
お客さんが退屈したのを見かねた車掌さんが、次のアナウンスをします。
この電車は、後どれくらい停車しているか分かりませんので、ホームにある車両については少しの時間ですが、ドアを開けます。
あぁ、やっぱり。。
この電車は、駅のホームに完全に停車しているわけではないので、ホームに止まっていない1号車から4号車までのドアからは降りられません。
降りるお客様は、5号車以降の車両から降りてください。。
これ以上タバコを車内で吸われたらたまらんと言うことでしょうか。。
ホームでは出発の案内が流れませんので、動き出す前にまた乗り込んでください。
もちろん、ここで電車の移動を終了して、誰かに迎えにきてもらう事も可能です。
できる事なら、そうしてるわ。。
それで、数人はすぐにドヤドヤと降車し、タバコを吸ったり、子供を歩かせたりしていました。
しばらく外の様子を見ていると、外にいた人が乗り込んできました。
それから数分後、電車はまた動き出しました。。
ハハハ。。
良かったね。
しばらく電車が進んでいると、またまた車掌さんからのアナウンスが。。。
お詫びの水。
今回の事態に対してお詫びの意味も込めて、お水を無償で提供いたします。
食堂車の8号車に用意していますので、ご自由にお取りください。
それで、6号車から水を取りに行った時、喫煙した人がいる問題の7号車を通って、8号車に向かいます。
7号車では半分くらいがコンパートメントで、6人がけの個室になっていました。
通りがけに見たのですが、コンパートメント、普通の座席なんかも関係なく、荒くれ者っぽい人が多かったの!
そうなんや。。
それで、コンパートメントの室内にはビールのボトルがいっぱい立っていました!
これは、確かに車内でタバコ吸う人がいそう。。。
そうね。。
7号車は結構荒れていたので、お水とクッキーだけ、もらってささっと通り過ぎました。
こんな車両故障の遅延でぐらいで、ドイチェ・バーンは普通こんなサービスをしないのですが。。
でも、その時は何とも思いませんでした。。
それは、何か、もっとやらかすって事?
そうなんです。。
最後に、最悪のアナウンスが。。。
夕方前で後1時間くらいでデュッセルドルフに着くという頃、また、車掌さんより新たなアナウンスが流れました。
えぇ。。あのぉ。。
非常に残念なお知らせですが。。。
えっ、また何?
『えぇ。。あのぉ。。』という文言で始まったので、またよく耳を澄ませると。。。
私たちの勤務時間が終わったので、この電車は終わらないといけません。
えっ?
つぎのEssen(エッセン)駅で、この電車は終わりますので、そちらで電車を乗り換えてください。
えっ?
Essen駅でで20分後にミュンヘン行きのICEが来ますので、そちらに乗り換えると、デュッセルドルフやケルンへ行くことができます
というわけで、次のEssen駅でみんな降ろされてしまいました。
ええ?最後まで行かんの?
後1時間くらい頑張ろうや・・・
あちゃー
それで、エッセン駅に降りると目の前にRE(特急ではない近隣の街をつなぐ電車)のゾーリンゲン行きが来たので、最後の30分ほどそちらで移動しました。
ドイチェ・バーンには、逆の働き方改革が必要やわ。。
ははは。。
そうね。
ドイチェ・バーンのあんまりな対応に、辟易します。。
だからか。。
水くれたのか〜
なるほど。。
前の車両故障で遅れて、目的地に行かず途中でICEの電車運行を止めるから、最初から車掌さんは水とクッキーの提供を考えてたんですね。。
次の日・・・
ドイチェバーンからお詫びのメールが届きました。。。
内容はこんな感じ。。
私たちは日々、お客様のご旅行がスムーズで快適なものになるよう、最大限の努力をしています。残念なことに、このたびはそのご要望にお応えすることができませんでした。このことをお詫び申し上げます。
お詫びに、本日、bahn.deまたはDB Navigatorで3ヶ月間ご利用いただける10ユーロのプロモーションバウチャー*を差し上げます。
近日中に、またお客様をお迎えできることを願っております。
ドイチェ・バーンでは、1時間以上遅れた場合に乗車券の25%、2時間以上遅れた場合は50%返金するそうです。
実は、今まで何度か遅れているのですが、私はめんどくさくて返金手続きをやっていなかったんです。。
でも、今回は1時間以上遅れているし、Essenで降ろされた事も納得いかないので、返金手続きをやってみたいと思います。
それで、返金手続き方法について。。
この方法は、ドイチェバーンにアカウント登録している人のやり方になります。
アカウント登録していない人は、記入用紙があるので、それに必要事項を記入して郵送する流れになると思います。
あぁ、そうなのね。。
私も以前はアカウント登録して無くて、郵送方式でやろうと思ったんだけど、面倒なので断念したの。。。
そうね。郵送は面倒だよ。。
それで、ドイチェバーンのサイトにアカウントを登録すると、Web上に一部の情報は前もって記入されて便利なんです。
続きの設問に答えていき、最後に振込先口座を入力するだけですよ。
そうなんや。。
全てを入力し終わると、審査まで1ヶ月ほどかかります、といった内容のメールが返信されます。
補償が振り込みされるのかどうか、また様子を見ておきますね。
結果は、1ヶ月後にブログにしますよ。→補償編を見る!
最後まで読んで頂きありがとうございました♪→ドイツは大麻一部合法化の記事を読む!