日常を離れる大人の遠足。宝ヶ池プリンスホテルの『いと桜』で味わう、季節の美味。
こんにちは。

ねぇ。。
特別なことがなくても、少しだけ日常から離れたい。。
えっ!
そうなの?
そんな気持ちがふと湧いた週末。
私達は、比叡山や京都・宝ヶ池へ、大人の遠足に出かけてきました。
それで、私達は先にガーデンミュージアム比叡に、大人の遠足に行ってきました!
その後で、ランチに訪れたのは、緑と静けさに包まれた「ザ・プリンス 京都宝ヶ池」です。

そのホテル内にあるレストラン『いと桜』で、季節のランチを味わいました。
そうそう。。
京都の奥座敷で、料理と空間が織りなす“静かな贅沢”を、今日はご紹介したいと思います。
このレストランに行こうと考えているあなたのお役に立てれば、嬉しいです!
特に、京都国際会議場を利用している人にお役に立てればと思います!
それで、「いと桜」ってどんなレストラン?

それは、美しい緑に囲まれた中庭を見れる洋食レストランです!
名前から和食レストランを想像するけど。。
でも、フレンチをメインとした西洋料理のレストランなの!
ホテルのロビーを抜け、静かな廊下を進むと、外の景色がぱっと開けるガラス張りの空間に辿り着きます。
そこが「いと桜」なの!!
そう。レストランの大きな窓から見えるのは、手入れの行き届いた中庭と、やさしい木々の揺れ。

全体として凛とした空気が漂い、気品が漂うレストランです。
入店します。
遅めの昼食でしたが、それなりの人が居て、賑わっていました。
年齢層は高めでした。
実食!
ランチメニュー
ランチは3種類くらいメニューがあって、私たちはプリフィックスランチを頂きました。→メニューを見る!
プリフィックスランチについて。。
- オードブル
- メイン
- デザート
この中でも、何種類かあって、オードブル、メインやデザートのそれぞれから1〜2品選べるみたいやね。。

自分が好みのを頼めるからプリフィックスなのね!!
私達は各1品ずつ選ぶオーソドックスなプリフィックスランチのコースにしました。
プリフィックスランチは5,000円からです。
良いホテルでのフレンチだから。。
妥当な値段ね。。
実はこの日、夜も英人さんに内緒で用意していたことがあるので、一番小さいコースにしました。
ということで、恒例の乾杯の儀式(?)です!

アミューズ・ブーシュ
新玉ねぎのポタージュが、運ばれて来ました!
それで、アミューズ・ブーシュってどういう意味?
それは、フレンチのコース料理の前に提供される、一口サイズの前菜を言うの。。
お店からのサービスとして出されることが多くて、シェフの創造性や技術を示す一皿なのよ。。
それでは、早速シェフの心意気を感じたいと思います。

うん。これは美味しい!
淡いベージュのスープが、滑らで口の中にスーッと広がって、まず、新玉ねぎの濃厚な香りと甘さがくるわ。。
それで、オリーブオイルの香りも、アクセントとして光ってる。。
うん。
温かくて、新玉ねぎの濃厚な味を感じて、美味しいわ。
次に始まるオードルに期待が高まります!
オードブル
オードブルはそれぞれが食べたい料理を頼んでいます。
これは素敵な色の器やね!
料理も端っこにあって遊び心があるね!
見た目からして美しく、食材で一輪の花を描いたように見えます。
涼子さんが選んだオードブルなので、彼女に食レポしてもらいます。

彼女はお皿の真ん中にある菜の花のソースを付けて食べています。
うん。新玉ねぎの甘味、マリネの酸味、菜の花の苦味がホタテの旨味を引き立たせているわ。
そのままホタテだけでも十分に美味しいけど、このひと皿では、それをあえて“引き立て合う関係”にしていて、味に奥行きと広がりが生まれているわ。。
なるほど。。
美味しそうや。。
私にもオードブルのお皿が来ました!

七谷鴨ってなんて言うんですか?
「しちやかも」?
それで、リエットって?
はい。「ななたにかも」って言います。
京都・亀岡での地産鴨ブランドです!
リエットとは、パテに形状は似ていますが、
煮て→ほぐして→脂と合わせて→冷やす
工程がある料理法でパテとは別なんです!!
店員さんの解説を聞いたので、私も食レポしてみます。。
このリエットは、七谷鴨本来の風味が生きていて、グリーンペッパーの辛味も利いて美味しい。。
パン→リエット→グリーンペッパーって食べると、食感が広がって楽しいね!!
へぇー。。
美味しそうやね。。
鴨の脂が濃厚なので、リエットという料理法にあってる感じがしました。
春の爽やかさも、料理から感じれます。。
京都の素材で旬の味も活かすのは凄いね!!
そう、四季折々の旬の味を楽しめるフレンチでした!!
メイン
そんな話をして、盛り上がっているとメインの料理が来ました!
お皿が結構熱いのよ。。
そうなのね!!
早速、頂いていきます。

牛肉がしっかり煮込まれており、ナイフを入れるとスッと切れる柔らかさ。
繊維がほぐれるまで煮込まれていて、口に入れると噛むというより「すっと崩れてゆく」感じ。。
美味しそう!!
まず赤ワイン由来のほどよい酸味が舌先に広がるね。。
次に、牛肉の旨味がじわじわ追いかけてくる。
肉の風味、肉汁、ソースのコクが一体化する瞬間がとても楽しい。。
ソースには野菜の甘みも感じられて「深み」という言葉がぴったり合うよ。。
とても美味しい。。
あぁ。。
いいね!!
涼子さんのメインがきました!!

皮目が綺麗なスズキやね!!
そうね!
それにアスパラガスも旬やし、美味しそうやわ。。
早速、頂きます!
スズキの淡い味に、表面の焼き目の香ばしさがほんのり立っていて、口に入れた瞬間からふわっと広がる香りがとても心地よかったの。
それで、ソースは、バターのまろやかさに林檎酢のフルーティーな酸味が重なっていて、複層的で奥行きがあるね。。
付け合わせのアスパラガスも旬の味わいで、ソースともよく合っていました。
海の幸(スズキ)と山の幸(アスパラガス)を一緒に楽しめる調和のとれた一皿でした。
素材の持ち味を生かした丁寧な調理が印象的で、季節感も感じられて、すごくおいしかったわ。。
あぁ。。
めっちゃ美味しそう!!
そんな食レポをして、お互いの味を連想しあいました。
デザート
私はメロンのジェラートを頂きました!
見た目は淡いグリーンで、つやっとした表面がすでに涼しげ。。
口に運ぶと、まず広がるのは、まるで完熟メロンをそのまま食べているような甘みでした。
それに下にあるジュレで味変しながら、楽しめました!

私はピスタチオとイチゴのシュークリームを頂くわ。。
「キャレ見立て」って四角を言うのかしら。。
そうそう。。
ググったら、フランス語で四角が『キャレ』って言うみたい。。

ピスタチオのナッツ感とイチゴの果実感が混ざり合った香りがする。。
それで、口に入れると、まず、ピスタチオのナッツのコクを感じて、次にいちごの酸味が追ってきて、最後に爽やかな感じになって美味しいよ。
あと、全体的に甘さは控えめだけど、クリームはなめらかで、口の中でとろけるような感じやわ。。
その他のソースも重さを感じさせず、滑らかさが際立って、ピスタチオとイチゴのシュークリームにあってめっちゃ美味しいわ。。
二人はコーヒーも飲んで、コースを堪能しました。

「食べる」を通して季節を感じるということ
『いと桜』の魅力は、料理だけではありません。

空間の上品さ、静けさやスタッフの所作、
器のひとつひとつに至るおもてなし感を感じました!。
そうそう。
すべてが整っているけど、過剰な華やかさじゃない。
ミシュランレストランのように高い値段設定でもなく、上品な雰囲気や美味しい料理も味わえるバランスが良いレストランでした。
それで、このレストランの雰囲気や料理を味わうゆったりとした時間が、心をしっかりと整える時間になる感じやわ。。
なるほど。。
ええこと言うねぇ。。
“ちょうどよさ”と“奥ゆかしさ”の中で、心がリフレッシュされていくレストランでした!
おわりに
このレストランに「また来たいな」と思う理由は、料理が美味しいからだけではありませんでした。
訪れる度の季節毎で、周辺の景色が違って、いろいろ楽しめます!
そうそう。。
今は新緑だけど、秋は紅葉で来たいわ。
そんな場所のレストランでランチが出来たのがとても良かったです。
次回は、このランチの余韻を引き連れて、ホテルステイの様子をご紹介します。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
大人の遠足、ホテル編へつづきます。
