【ミシュラン三つ星】京都の老舗・菊乃井のランチ 後編
こんにちは。
私たちは菊乃井の本店で楽しくお食事会をしています。→素敵な八寸などが載ってる前編を見る!
女将さんがご挨拶に来てくれました。
これぞ、京女という人が女将さんでした。
上座の私ににこやかに挨拶してくれます。
今日は暑い中、よう起こしくださいました。
あぁ、女将さん、美味しいお料理ありがとうございます。
女将さんはそんな話をしながら、胸元から懐紙を出して、私がお盆にこぼしていたものをサッと拭き取っていきます。
お口に合えばよろしいんですが。。
あぁ、想像してたよりすごいお料理なので、感動してます。
ほんとに感動してます。。
また、女将さんは涼子さん所にも行って、サッとお盆を直していきます。
おおきに。
板場に伝えたら、喜ぶと思います。。
よろしくお伝えください。。
そんな数十秒の挨拶だけど、自然な流れの中で、その場を整えて帰っていきました。
煮物椀
献立には『穴子豆腐・冬瓜・木の芽・実山椒・氷煎餅』と書かれています。
蓋を開けると、実山椒の良い香りが立ち上がります。
あぁ、良い香りだ。。
ほんと。。
これは穴子を寄せた、食べ応えのあるお料理で、薄くスライスされた冬瓜が乗っています。
早速、頂きます。
穴子の存在感がすごい。。
あぁ、美味しい。。
冬瓜は実は夏のお野菜で、冬までもつから冬瓜という名前だそう。
凄いね。。
ほんまや。。
氷煎餅には木の芽や胡椒などが入っています。
途中でお椀に入れることで中に閉じ込められた材料が溶け出し、味変します。
氷煎餅はどうやって作るんんだろうとか思って食べると楽しいです。
ほんまや味が変わった。。
趣向が重ねられてる!
繊細な味を楽しめるようになっていました。
うん。凄く楽しめますよ
そうそう。。
焼物
献立では『鮎塩焼き 蓼酢(たでず)』とありました。
それで、八寸を食べてる時に、生きてる鮎を見せてくれました。
しばらくすると、鮎が焼かれて出てきました。
元気だった鮎たちはこんな姿に。。。😅
鮎の独特な苦味が美味しいです。
私は一匹目はそのままで頂きましたが、鮎の苦味と塩味と焼き加減がバランスが取れてて美味しかったです。
蓼酢の蓼とは、『蓼食う虫も好き好き』の蓼だとのこと。
私は蓼酢で頂くわ。
それで、蓼酢はそのままでなく、オリーブオイルと混ぜたソースになっています。
やっぱり、何か一つ工夫されるよね。
うん。美味しい。。
この蓼酢をつけると蓼のピリリとした爽やかな辛さとお酢の酸っぱさが加わって、鮎の味を引き立てて美味しかったです。
中猪口
献立には、『新順才・胡瓜・トマト トマトのクリアウォーター』と書いてあります。
これは、トマトをガーゼで漉して水分だけを抽出した100%のトマトジュースでした。
鮎のお口直しや箸休め的なお料理でした。
中に順才やきゅうり、トマトの角切りが入っていて、可愛らしい中猪口です。
可愛い器に清涼感がある料理やね。。
爽やかな感じに仕上がってて、食感を楽しみながらお口直しができました。
順才は周りにゼリー状のような膜がある水草ですが、プチプチした歯応えが小気味が良かったです。
胡瓜との食感の落差も楽しめましたよ。
次のお料理は温かいんやね。。
強肴
献立には『鱧柳川鍋 焼茄子 粉山椒 木の芽』とあります。
こちらも粉山椒の香りが豊かで、ガツンとした味わいでした。
卵は均等に火が通ってふわふわしており、焼きなすの香ばしい香りと、木の芽の爽やかな香り、鱧の味わいが交互に口の中に広がって、とても美味しかったです。
お腹も満たされてきました。
これは単なる鱧の柳川鍋ではありませんでしたよ。。
そう、焼きなすに木の芽や粉山椒の風味が加わって、味わいが広がっていました。
滋養満点のお料理でした。
御飯・香物・止椀
もうお腹いっぱいになってきた。。
そうね。私も大分満たされてきたよ
ご飯
献立には御飯は『鯛と新生姜の飯蒸し 銀餡 生姜』とあります。
私は鯛が大好きなのですが、この生姜と合わさった銀餡と頂くのは、また絶品でした。
もう、お腹いっぱい。。
留椀
留椀は『新玉ねぎすり流し、小玉葱 赤万願寺唐辛子 七味』となっていました。
新玉ねぎのすり流しは、玉ねぎに長時間火を通してペースト状にしたものをお味噌汁のように溶いた、玉ねぎのポタージュのような味わいでした。
お味噌汁はみんな飲み慣れているやろ、という板前さんの心遣いで、オリジナリティのある留椀を提供されているようです。
こちらも大変美味しかったです。
うん。美味しかった!
香物
香の物は『胡瓜漬け 千両茄子 大根漬け 塩昆布』とありました。
程よく浸かっていて、全て美味しく頂きました。
水物
献立には『マンゴープリン・甘夏ソルベ』とありました。
デザートは別腹のはずも、ここまでのコースで流石に、かなりお腹いっぱいでした。
普通はマンゴーが甘く、ソルベが酸味があると思ったのですが、こちらのソルベは甘みがあり、マンゴープリンはあっさりとした味わいです。
うん。美味しかった!
お茶とお茶菓子
水無月とお抹茶です。
水無月というお茶菓子を、お抹茶のお茶菓子として最後に提供されました。
水無月は、最初は白い外郎のような部分を氷に見立てた小豆なしのお菓子だったそうですが、それだと寂しいということで、最近では上に小豆を乗せたものが主流となっているようです。
器は特別なものでした。
最後の抹茶でさっぱりとします。
コースの全てが終わりました。
やっぱり3つ星でした。。
ミシュランの3つ星は凄いと期待して、菊乃井に行ったのですが。。
期待を超えた料理やおもてなしに感動すら覚えました。
今回はランチで来たので、今度は夜の懐石に行きたいと思います。
今度の涼子さんの誕生日祝いに来ようね。。
うん。
ありがとう😊
秋の旬の料理が食べれます。
今度もどんなに驚かされるのか、今からワクワクします。
菊乃井に行く事を検討してるあなたには、行く事を強くお勧めします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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